ピックアップ

ヨガの真髄とは

ヨガ経典を完成させたパタンジャリという人物。彼曰く、「ヨガは八段階より成る」とされています。その八段階というのは、第一に「ヤマ(禁戒)」、第二に「ニヤマ(勧戒)」、第三に「アーサナ(体位法=ポーズ)」、第四に「プラーナヤーマ(呼吸法)」、第五に「プラティヤーハーラ(制感)」、第六に「ダーラナー(精神集中)」、第七に「ディヤーナ(瞑想)」、第八に「サマーディ(三昧)」からなります。これらが互いに関連し、統合されたものがヨガなのです。木は、根・幹・枝・葉・樹皮・樹液・花・果実から成り立ち、その1つ1つは別個のものですが、根だけでは木になり得ませんし、枝だけでは木になり得ませんよね。ヨガにおける段階というのも同様の事が言え、それぞれが1つであると同時に単体ではヨガにはなり得ないのです。ヤマの万人に共通する法則は木の根にあたり、ニヤマの戒律は幹、アーサナは色々な方向に伸びる枝、プラーナヤーマは木全体に酸素を取り入れる葉、プラティヤーハーラは外敵を防ぎ内部を守ろうとする樹皮、ダーラナーは肉体と知性を結ぶ樹液、ディヤーナは花、サマーディは果実にあたると言えるでしょう。木の最終的産物が果物であるように、ヨガ実践の集約結果は「自己完成」。自分自身をより深く、そして広く理解できるようになる「自己成就」でもあるのです。