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小さいキノコ、大きいキノコ

「キノコ」は、地球上の「分解者」などと呼ばれ、その働きによって、私達人間の生命も支えられています。「キノコ」たちは、地上で一番小さな生き物でもあり、地上で一番大きな生き物でもあると称される事があります。これは、皆さんが、「キノコ」だと思って、食べたり、イラストに描いたりしている部分は、「キノコ」のほんの一部分であり、「キノコ」の本体は、土の下に「菌糸」として分布しているのです。ですから、その「菌糸」のネットワークを調べてみると、世界一大きな生物に遭遇する事もあるという訳なのです。「キノコ」は、「分解者」として称されていると申しましたが、もし「キノコ」が地球上に存在していなかったら、地球上は、腐った植物や、動物の亡骸で埋め尽くされていたかもしれません。自然界の腐った植物や、動物たちの亡骸は、「キノコ」たちが分解してくれる事で、土壌として生まれ変わり、新たな地球上に恵みをもたらしてくれるようなしくみとなっているのです。